レンとリンの指を塗り終わると篤時が背伸びをする。
「久々にやると肩こるな」
あいつら爪小さすぎと笑う。
「あら、私がまだだわ」
「おいおい、メイコの爪にピンクは無理だろ?」
それともミクとカイトとお揃いの青にするか?
とからかうように言うとメイコが笑う。
「そうね。あの二人と一緒じゃ、申し訳ないものね」
「だろ?また、お前には別のを買ってやるからさ」
今日は諦めろよと言う篤時に
「じゃあ、その時は篤時の色に私を染めてくれるでしょ?」
とメイコが身を乗り出して言う。
「は?」
「爪の先から、髪の先まで全部」
ふふっと悪戯っぽく笑うメイコに
「‥そのときの気分次第な」
と少しだけ苦笑してるような、からかっているような返事を返す。
「楽しみにしてる」
メイコが楽しそうに呟いた。
終
*姉さんはいつでも押せ押せならいいですv
でも、いざとなると乙女なギャップが大好き!
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